精神的暴力に該当する行為
精神的暴力(虐待)とは、著しい心理的外傷を与える言動(言葉の暴力、恫喝、無視、拒否、自尊心を踏みにじる行為など)を行うことを指し、モラルハラスメント(以下”モラハラ”と言います)と呼ばれたりもします。
ここでは日々夫婦問題の相談を行う私のモラハラに関する考えや対処の実情をお話ししていきましょう。私は、離婚相談の現場では「被害者の表現はオーバーになりがち」という点に注意し、一方からだけ話を伺う場合は「被害者がどう感じたか」より「客観的事実」を具体的に聞き、正確な事実を把握するよう心掛けています。
相談では「控えめに考えても相談者は精神的暴力の被害者だ」と感じるケースが多数ある反面、相談者の話し方・内容・表情等を踏まえると、反対に相談者に加害者の側面を感じるケースも多々あります。
加害者の疑いがある人物には、様々な特徴や傾向がありますので、以下にその具体的な内容を掲げます。
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- 悪い結果は全部他人のせいにする(責任転嫁)
- 必要以上に他人の評価を気にする
- 容姿・能力・失敗を非難する
- 性格・価値観・頑張りを認めない
- 勝ち負けにこだわり、自分を大きく見せようとする
- 自分が全て正しいと思っている
- 自分が被害者だと言い張る
- 行動を制限する、他人の権利を認めない
- 自分がされることには敏感だが、自分がすることには鈍感
- 過激な攻撃性
- 相手の感情を理解できない
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