加害者の特徴:必要以上に他人の評価を気にする

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加害者には「必要以上に他人の評価を気にする」という傾向があります。そしてこの傾向は派生的に以下のような同種・類似の特徴を生み出します。

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  • 必要以上に他人の視線が気になる
  • 警戒心が強い
  • 秘密主義
  • 肩書や権力に弱い

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正直なところ、私が夫婦問題の相談を行う中でも、加害者資質が強く疑われる方には、これらの共通点が多々見受けられました。とはいっても、このような特徴がいくつかあるだけで、精神的暴力の加害者と決めつけるべきではありません。

なぜなら、程度の差はあれ、誰でもこのような傾向はあるものだからです。本当にモラハラの加害者かどうかは、他の特徴や継続性等も踏まえ、慎重に判断すべきでしょう。

ただ、モラハラの加害者かどうかは別として、前述の傾向・特徴が、円滑な間関係の構築に弊害となることは確かです。

夫婦の相談を受ける際でも、必要以上の警戒心を持つ方は”本当のことを言うと悪い印象を持たれる。”と考え、自分に不利と思われることは言わず、有利なことはオーバーに話しがちになったりします。

たとえば「自分が他人を殴ったら、反対に殴り返された」というのが真相なのに、自分が先に振るった暴力(自分に不利なこと)を話さず、「暴力を振るわれたこと(自分に有利なこと)」だけを話す、というような行動です。

また、肩書や権力に弱い傾向は、時として正常な判断を狂わせる要因にもなりがちです。たとえば、結婚に際して配偶者の経済力ばかりに目が行き、結婚後に性格的な相性に悩んだり、仕事が忙しくて家族の時間が少ないとか転勤が多いと不満を漏らしたりと、表面的な肩書や権力に惑わされて結婚の本質を見失っている方は多いと言えます。

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