配偶者の給料に感謝できない
配偶者の給料に感謝の気持ちを持てないと、それが引き金で離婚に発展することがあります。
たとえば、夫が一生懸命働いて帰宅しても、妻が夫の稼ぎに感謝の気持ちを持たないでいると、夫の気持ちを逆なでする発言が増えます。ここではその一例を挙げてみましょう。
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- 大した稼ぎも無いくせに
- 夫が働くのは当然でしょ
- 夫が仕事を頑張るのは当たり前
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さて、こんな言葉を聞いた夫はどんな気持ちになるでしょう。本当のことでも言わない方がいいことはたくさんあります。女性には分かりづらいかもしませんが、男性は自分の稼ぎに対する非難を一番嫌います。
自分の働きや貢献を認めない妻の姿勢に憤慨する人もいれば、能力の否定と感じて自信を喪失する人がいるなど反応は様々ですが、その全てが夫婦関係の悪化に向かっていることは間違い無いと言えるでしょう。
目の前の生活を前に”今の給料では厳しい”と言って、現実的な家計の遣り繰りを話し合うことまで否定するわけではありません。大切なのは基本的な姿勢です。
たとえ、金額が満足のいくものでなくとも「夫が家族のことを想って懸命に働いて稼いだお金なら」三つ指ついて感謝するくらいの姿勢を心掛けるべきでしょう。
感謝の気持ちを持った上で、必死に頑張っている夫は激励し、努力の足りない夫は叱咤激励すれば良いだけの話です。夫の稼ぎを非難したところで、何の得もありません。
イギリスのことわざに「感謝とは、過去に向けられた徳行というよりは、未来に生かされる徳行である。」というものがありますが、感謝の気持ちを持つのは自分のためです。
夫婦や家族の関係は、考え方を少し変えるだけで格段に改善されます。謙虚な姿勢で考え方の改善に取り組んでいきましょう。